コロナ第三波に備えよう  (34 船曳孝彦)

第2波が勢いを弱めてきています。完璧には程遠い対策しか打っていないので、感染者0が続くようなことはないかもしれませんが、それでも収束したかに見える日が来るでしょう。そして第3波がやってきます。インフルエンザ流行と重なることが心配ですが、その第3波のためにも、直ちに対策を始めねばなりません。首相交代だからと言って逃げている場合ではありません。

⓵第2波を抑え込むためにも、キッチリ感染者を明らかとして、今からでもヴィールスの封じ込めをしなければなりません。そのためには今まで繰り返してきましたが、PCR検査を概念的には全国民(疑い、接触者、希望者)に行うべきです。今、PCR検査もキット法(しかも一度に多人数同時にできる方法も)や完全自動法、PCRでない方法、抗原検査など色々出てきています。単価も安くなっています。接触者以上は完全公費で、健康希望者には@1,000円程度の自費負担で、1日何十万件もできるよう検査可能拠点を拡大させます。

⓶結果判明まで数時間(できれば2時間以内)に統一する。結果はインターネットにて直ちに(同時に)保健所に連絡する。厚労省がデータを把握する。

⓷保健所では一次のPCR検査自体は行わず、精密検査のみとする。陽性者の病院配布の采配を一任する。保健所業務の現在の業務のうち、陽性者の経過追及、接触者の探求、ならびに検査、病院転院の仲介などは持続する。

⓸軽症陽性者は入院治療、健康陽性者は借り上げホテル等に収容(自宅静養は他人との接触を回避しきれないので原則として認めないこととする)。10日経って検査せず自宅へまたは社会復帰ではなく、必ずPCR検査で陰性化を確認する。それでなければ勤め先との就業の可否論争や、差別、風評被害などが免れがたい。

⓹多人数発生(クラスター)が生じた時は、当該店舗は直ちに休業命令(知事)出来るようにし、国が補償する。

⓺海外からの帰国者、訪日外国人は、全てPCR検査を行い、3時間は空港内に留める。陽性者は入院、指定宿泊施設などへ。

このようにすれば、国費の負担もそれほどかからず(むしろ結果的には安上がりとなる)今のように疑心暗鬼で社会活動することなく、安心して活動でき、経済面ではもっと上向くと期待出来ます。 現在は、3密だ、マスクだ、遮蔽アクリル板だ、大声禁止だ、会食禁止だと、一面大袈裟になっていますが、必要時マスク、そして手洗い、うがいなど、合理的に対処し、楽しい社会生活に近づこうではないですか。