”月いち高尾”も初めて足掛け8年になり、一般ルートはすべて、くりかえし、歩いたことになるが、旧甲州街道から小仏峠を越えて相模側に下るというクラシックコースだけは経験がなかった。夏の八ヶ岳山麓生活もほとんど毎日が雨、10月に企画していた菅谷君たちとのゴルフは近親の不幸のため中止、そのあと連日の雨に加えて夫婦そろって風邪をこじらせるという始末で運動不足だったので、この際,月例とは別に峠越えをしたいと思い、近場の暇人に声をかけて11月9日、好天の高尾山口に集合した。したのだが、なんと、駅前はまさに人の渦!小学校の遠足まであってさすがに秋の高尾山、の面目躍如だった。当初はちゃんと甲州街道を辿ってJR高尾から歩くつもりだったのだが、堀川君から一丁平の紅葉がきれいななず、とのサジェストがあり正面コースにしたのだがこの始末。内心、ケーブルでもいいか、と思っていたのがムリと分かり、加えて、なんと翠川が”今日はしっかり山道を歩く”と言い出したので、人気の少ない稲荷尾根ー3号路出会―細田小屋ー一丁平を経て小仏峠へ降り、相模湖へ出た。さすがに往時は往還に馬や駕籠が通っただけあって、幅も広く、この日は完全に我々だけで誰にも会わず、落ち葉を踏みしだきながら、いい散歩だった。甲州街道へ出たその瞬間にバスが到着、あわてた良子が転倒するハプニングはあったものの、ショートトリップを満喫。
久しぶりだったので、結構応えたが相模湖からJRで高尾、天狗の生ビールだけは欠かさずに終了した。しかしながら、なんと一丁平には紅葉なんか、なかった!(もっとも良子の哀願にほだされて城山は巻いてしまったので、山頂までの間がどうだったかはわからない。
山麓の案内所の女性からやはり今年は天候のせいか不順なようです、とは言われていたが、今号は色鮮やかな翠川フォトで満載にする予定だったのが、残念。来週あたりがいいらしいが,月例まで、どうかなあ、という感じもする。当日のルート選択は結構難しいかもしれないが、いろはの森を降りるのもひとつの可能性かもしれない(あまり広葉樹はなかったような記憶もあるが。