カメのアイデンティティー  (41 斎藤孝)

大変ご無沙汰しております。1月12日に開催されましたKWVのNYPでお会い出来てジャイ先輩からお言葉を頂戴しました。
「カメ、珍しくネクタイをしているな。」今年もKWVプランでお会いできることを楽しみしております。

さて、トンベから連絡がありましたブログの原稿の件です。ジャイさんのブログは有名ですから私も楽しく拝見しております。なかなか文化的で話題が素晴らしいです。トンベによれば「小舎番第2信」という記事だそうです。その原稿を私が担当させてもらいました。
雑文ですがお送りしますので宜しくお願いします。


S41年卒(1966年卒)のカメ、本名は大学卒業までは「亀谷孝」でしたが、1967年に母親の再婚先の名前である「斉藤孝」に改名しました。その後2002年になり顔にも髭を付け人相までも改造しました。変わらないのはカメという愛称だけですが、多くの先輩諸氏から未だ私の正体が明らかにされていません。容貌が加齢も加わり激変したことにもよります。さて自分は一体何者だったのか。

そんなカメのアイデンティティーを探るというが今回の小舎番の目的でした。うら若き乙女が「自分探し」にでも出かけたような清々しい時間を雪山で過ごせれば素晴らしいと思いました。雪の浅貝は50年ぶりですから何もかもが懐かしい。
新築された小舎は一代目とは変わっていましたが、乾燥室だけは玄関脇にあり変わっていないと感じました。すのこの上に寝袋を乗せ寒さを耐え、スキーの秘密練習に熱中したことがありました。水洗ウォッシユレットのトイレに座り思い出したことは、その昔の「ぼっとん便所」と汲み取りのWCのことです。雪道を肥桶をさげ天秤棒を用いて運搬しました。数回滑りましたが溢すことなく雪道には黄金のラインだけが続いていました。

「自分探し」の目的は、雪見酒と懐かしの山旅の歌を大声で吠えるという50数年前と変わらない結果に終わりました。これこそがカメのアイデンティティーなのではと納得できた小舎番でした。

2019年1月16日

下の写真は1964年の浅貝冬、左から2人目が22歳のカメです。右上の写真は2019年の年賀状で76歳のカメ夫婦です。

左から相川、本人、一番右がコブキ、その隣が下井(少し美男に撮れすぎ)