いわゆるコロナ第八波について   (34 船曳孝彦)

 第8波がフラフラしています。まだ大流行のカーブには入っていませんが、十分注意しましょう。オミクロン株系の変異が主力ではありましょうが、今回変異株が一つに絞られず混合して流行するのではないかとの予想がありましたが、まだどの変異株が主流になるか、そのシェアはどうかなど、何時ものごとく公式の発表はなく私は掴んでいません。

 重症感染、重症化リスクの高い人たちは別として、軽症、無症状感染が疑わしい場合がむしろ大変です。発熱外来の予約すら出来ないなど、文明国と言えるでしょうか。自分で検査し、感染の届け出しをして、入院出来る保証なく闘わねばなりません。折角新しい内服薬が登場したというのにその恩恵が得にくい状況です。一方で若者は感染を無視しているケースが多いようです。 幸い、重症は少なく、老人死亡例の大半はリスク因子、併存余病などと呼ばれる元々の健康状態によるもののようですから、そちらに十分気を付けましょう。

 昨年パンデミックの始まった時は、飛沫感染、接触感染で、エアロゾル感染ではないとされましたが、正しくはエアロゾル感染で、WHOは昨年中に切り替えましたが、日本は間違いを認めない国情ですので、感染対策として明確にし切れていません。身近に感染者が増えてきたのは事実です。それが訊いてみるとどこで感染したか全く心当たりがないという人が多くいます。空気感染ですので、自覚がなくて当然かもしれません。

 従って汚染空気を吸い込まないことです。人込みを出来るだけ避け、戸外や特別換気の良い場所、誰にも接することの無い朝、などを除き、確りマスクを守りましょう。何といっても罹らないことです。 もう一つ、是非5回目のワクチンの接種を受けてください。感染を防ぎ、重症化を抑えます。アナフィラキシーには十分な対策が採られています。更にインフルエンザワクチンもお忘れなきように。混合流行、混合感染は大変です。

会食にはそれなりのリスクが伴いますが、私はコロナ前の社会のあり方に早く戻るべきと考えています。人と接し、直接会話することの重要性が軽んじられています。余りにも画一的だったり、理論的でない規制が大手を振っています。この勢いは日本の社会、文明を取り返しのつかないものにしてしまうと、一老人は憂慮しています。

(下村)私のところでもせがれ一家やいとこ夫婦が感染し、コロナが身近に迫っていることを実感しています。私は過去のワクチン接種で4回とも副反応なしでしたので、ドテ先生お薦めの通り5回目も受けるつもりです。せがれ一家もいとこ夫婦も重症化することなく軽く済んだようですが、やはり感染すると気味が悪いので注意しながら行動したいと思っています。

(編集子)小生は一昨日接種の予定だったが風邪気味だったので大事をとって延期、再挑戦する。