スー・グラフトンが亡くなった

大晦日、読売新聞はスー・グラフトンの逝去を伝えた。年の終わり、惜しまれつつ旅立った人の話が特集されるのが常であるが、僕にとって今年はグレン・キャンベルとともに惜しまれる、二つ目の別れだ。

女性のミステリライタは大御所アガサ・クリスティをはじめ数多いが、ハードボイルド・タッチの作品を書いた人としては筆頭に挙げられるだろう。八恵子は女流作家の本を中心に読んでいるが、本棚の一角はルース・レンデル、サラ・パレッキとならんでグラフトンのシリーズが並んでいる。グラフトンは本のタイトルをすべてアルファベット一文字ではじめたことで有名で、彼女の本箱にはAからRまでが並んでいるのだが、Sを探すあたりでどういうものか翻訳が出なくなってしまった。シリーズ翻訳者の都合なのかどうか、はたまた、原著者が約束通りZまで書き続けるのか、二人でやきもきしていたところだ。 A is for Alibi (アリバイのA、嵯峨静江訳)で始まったシリーズは完成まであと一冊、Yで終わったようだ。本人もさぞかし無念であったろうと思う。人間、いろいろと計画をたて野心を抱いてはついえ、あるいは絶望し、あるいはまた次の目標にむかうものだ。グラフトンの人生計画に比べればなんともささやかな挑戦ではあるけれど、目をつむるまでにミステリ原本10万ページ読了、という2013年3月1日にはじめた僕の計画は本日で55、630ページまできた。来年はグラフトンシリーズAからY(Y is for Yesterday)までを目標にすることにし、さきほど、アマゾンに第一回の注文を入れた。AからCまでの合本,5、841円。さあ、お立会い。かかりつけ医のI氏によれば、脳に刺激を与え続けることが認知症予防に最大の効果があり、なかでも外国語を読む(話せればさらに効果あり)ことがイチオシだそうだ。ほんとなら3冊で5000円なにがし、25冊で4万円ばかりの投資はやすいもんだ。18年末に結果がご報告できることを念じて。

つたないブログ、お読みいただいた友人各位に感謝。2018年がいい年でありますように。

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