(中司)本日のBS劇場、帰らざる河。セーブゲキ、と決め打ちせずにモンローが酒場で歌う River of no return を聞く映画、とお考え下さい。
(小泉)この映画の有楽座のプログラムが出てきた。鑑賞時の記録がないが
1954年1月ジョー・ディマジオと結婚、2月に新婚旅行で来日した時の素顔の
先ずは主題歌River of No Returnが素晴らしい。ケン・ダービー作詞ライオネル・ニューマン作曲。タイトル・バックでテネシー・アーニー・フォー
カナディアン・ロッキーのジャスパーとバンフ国立公園で2か月に
監督オットー・プレミンジャーは演劇と映画の演出を兼ねている数
(金藤)M・モンロー さすがの美貌。 可愛かったですし、歌は吹替ではなくて本人が歌っていたのですね! よかったです。 男の子にも優しく歌ってあげていましたね。
(保屋野)西部劇?「帰らざる河」初めて観ましたが、
良かった・・①筏によるラフティングシーン ②M・モンローの唄う有名な主題歌 イマイチ・・①ストーリーがやや単純。②R・ミッチャムの魅力が「眼下の敵」ほど出せていない。
(安田)主題歌の歌詞は、(Mm‥‥hum・・・)If you listen, you can hear it call Wailerie (wailerie), There is a river called the river of no return. Sometimes it‘speaceful and sometimes wild and free と続く。もしあなたが聴くなら、あなたは呼んでいるのが聴こえます“もの悲しさを”。 彼女が酒場で歌う場面のビデオ映像を添付しました。「Waillerie」の意味が解らず、調べるとWailは嘆き悲しむ、の意。哀愁の感情を“wailerie”の単語に込めて歌ったものと、勝手に解釈しました。
主題歌の作曲はその時代の映画音楽家として知られるライオネル・ニューマン(Lionel Newman)。モンロー主演映画の主題歌をいくつか作曲しています。「億万長者になる方法」「紳士は金髪がお好き」「恋をしましょう」など。有名な「ハロー・ドーリー」も彼の作曲。
(飯田)皆様の感想と同じく、
(関谷)釣られて見ました。うん十年振りに。映画の内容はともかく、M.モンローは魅力的ですね。JFKが熱をあげたのも納得!
(小田)皆様の感想と同じく、
(編集子)ミッチャムが子供と離れていたのは人を殺して入獄していたからだとわかるが、その時、背後から撃ったという、当時もっとも恥ずべきこととされていたことを知ってマークは父を許す気にならなかったが、最後に自分が父を救うために背後からカルホーンを撃ち、そういうこともあるのだと納得する。
このパターンがメインテーマだったのがロバート・ライアンとジェフリー・ハンターの 誇り高き男 だ。ライアンは保安官時代、丸腰を装って隠し持った銃で彼を撃とうとした男を射殺し、丸腰の人間を撃ったと非難された。その後、移り住んだ違う町で保安官となるが、その殺した男の息子(ハンター)を部下に持つということになる。ハンターはどうしてもライアンを信じられず、一時は彼を撃とうとさえするが、仕事に慣れてきた彼は酒場でやはり隠し持った銃で撃とうとする男を大勢の眼前で射殺する。彼らが厳しい非難の目で見つめるなかで、ハンターはゆっくりと男の懐中から撃鉄を起こした銃を取り出して、無言のまま、それを見せて皆を納得させる。それを見てライアンは微笑し、馬車でまた街を去る。この映画の主題歌はウイキペディアによれば日本ビクターから発売されて、レコード売上は50万枚を超える大ヒットになり、文化放送『ユア・ヒット・パレード』で1956年度の年間9位を記録している。”帰らざる河” がヒッパレにランクされていたかどうかは記憶にない。”誇り高き男” の主題歌、ユーチューブでぜひご視聴ありたいものだが。DVD編集子所蔵につき貸出可能。
なお、最近の方はディマジオをご存じないかもしれないが、1939年までニューヨークヤンキースの主砲だった有名なプレイヤーである。引退後サンフランシスコに彼の名前を冠したレストランを持っていて、小生も一度食事したことがある。野球選手としてもそうだが紳士として尊敬されていたよきアメリカ時代のヒーローだった。