コロナ第八波に備えよう   (普通部OB 篠原幸人)

今日は仕事の帰りに六本木を少し歩きました。人の多いことにビックリ。外人さんの、特に少しお年を召した方のカップルがいやに目立ちました。皆さんお元気にマスクもほとんどしないで歩いておられ、それが不自然に見えなくなったのは何故なのでしょうか?

一方で、もう第8波のことを心配する報告もあります。多分11月末ぐらいから来年2月ぐらいの間かな~。ひと昔前のオミクロンBA1型なのか、今のオミクロンBA.4・5型か、それとも次の更なる新しい変異株なのかも気になります。特にその病原性(罹患した時の重症度)が、現在のBA.4・5型よりも強い株だと厄介ですね。それに今年はインフルエンザも同時流行するかもね。そうなったら今の政府の考えている各人が自分で診断して自宅療養しなさいという甘い見通しは根本的にひっくり返るかもしれない。 皆さんはワクチンを何回打ちましたか? まだ一回もなんて人も、私の周囲にもわずかにおられますが、大体3-4回はお済みでしょうね。

政府は前回の接種から5か月という当初の案を撤回し、前回接種から3か月後なら次のワクチンを打っていいと規則を変更しましたが、朝令暮改内閣としては良い決断だったかもしれません。 しかし、逆に勘繰ると、一時代前のBA1型対応ワクチンがまだ余っているから、早く在庫を失くしたいという腹かと勘繰りたくなったりして。 今、出回っているワクチンはもう従来型のワクチンではなく、BA1型あるいはBA4・5型と、従来型の両方に効果が期待できる2価ワクチンと呼ばれるものです。それなりに効果は期待できます。しかし、次の第8波として何が来るか分からない点が非常に気になります。

もう一つ、皆さんが知らなければならないのは、ファイザー社製のワクチンにはBA1対応とBA4・5対応の2種類がありますが、現在日本にあるモデルナ製ワクチンはまだBA1対応しかない筈です。それも知らないで、接種会場に行くなんて、最低ですね。無論、第8波にどんな型のコロナが来るか不明ですから、今回は何を打つかは大げさに言えばロシアンルーレットみたいなものかも知れません。

私は前回の接種は2022年7月7日でした。もう3か月経過しましたが、今後の第8波の様子を見て接種5か月後の12月ごろに考えたいと思っています。その頃には若し8波が始まっていればどのタイプのコロナ株か分かっているでしょうから。打たなくても大丈夫なんてことにあれば万々歳ですが、今の状況がかわらなければ、ファイザーのBA4・5型+従来型のワクチンにするでしょう。

インフルエンザは毎年1月から2月いっぱいがピークです。従ってインフルエンザの予防接種はあまり早くやっても意味がありません。ピークのころに効果が薄れている可能性があるからです。コロナとインフルエンザの予防接種の間隔は、余り根拠はありませんが、一週間も空いていれば十分かと思います。従って、インフルエンザの予防接種も11月末か12月初めでコロナ予防接種と重ならない週を選ぼうと思っています。

これらの日程や接種するワクチンの種類は、なかなか自分の都合で決めるのも難しいでしょうが、何らかの参考にしてください。あくまでも今後のコロナ感染の推移によっては流動的であることは当然です。しかし、まだ毎日コロナによる死亡例は報告されています。特に持病のある方はまだまだ安心しないでください。