クラシックカメラご案内     (普通部OB 船津於菟彦)

全日本クラッシックカメラクラブと言うフィルムカメラの愛好者の団体で次第に消えかかりつつあるフイルム絶滅危惧種救済団体で1900年より前のカメラで綺麗に撮影した作品など一人一点自薦でPrintも自分で行い出展です。「2023年春のAJCC写真展-クラッシックカメラで撮る楽しみ-展 2月27日月曜日から3月3日土曜日まで銀座で開催致します。今激戦地と成って居るウクライナキエフ-キーウィ-で作られ会員がキーウイーへ行かれ撮影した写真とか1900年以前のカメラで綺麗に撮れている写真等展示されています。

小生2022年秋のAJCC春の写真展には1952年発売の東独カールツアイスイエナが世界初のミラー式一眼レフの「コンタックスD」でレンズはウクライナ紛争が早く終わり「平和」になりますことを念じて東ドイツ製のMIR-1(平和)37㎜F=2.8で今年の銀座撮影会の折りにウインドーの写りに銀座の喧噪をと撮影致した物を展致しました。コンタックスDはメカがコンタックスらしく複雑でやや扱いにくく、今のミラー式一眼レフと違いシャッターを切ると画面がミラーが揚がるためブラッツクアウトしてしまいます.2023年春のAJCC春の写真展は小生が生まれるより前に作られたカメラ。
1935年製造のコンタックスⅠ型で湯島天神の梅が満開の佳き日に撮影した物を出展致します。またまたコンタックスですが、此方はライカに負けじとツアイスイコンが総力をあげて、ライカとは違うカメラをと言うライバル意識満点のカメラで。その操作のし難さはヤレヤレです。非常に凝った操作で暫く使わないと忘れてしまうぐらいです。何故かフィルム巻き上げダイヤルとシャッターダイヤルが同軸しかも前面についていて、シャツターもライカの布製の横走りのタイプと違い縦走りでしかも鎧戸のようにメタルです。まぁこんな複雑なメカニズムのカメラを1930年代に作ったなぁと思います。
黄色がフィルム巻き上げ。赤が高速用シャッターダイアル。ブルーが低速シャッターダイアル。と言う複雑さでしかも操作手順にお作法があり、間違うと故障のおそれ在りという具合です。レンズも当時作られたデッサーで今でも見劣り致しません。ツアイスイコン・イエナで造られていたモノです。その後ソ連に接収され東独でコンタックスは作られましたが米軍が一夜にして技術者とか設備を西ドイツオーバーコッヘンに移動して新生ツアイスイコンとしてコンタックスⅡ型製造されました。なにやら今のウクライナみたいなことが在ったんですね。2022年秋の出展のコンタックスD型はドレスデン-東独-で造られたモノです。